当院は,全身麻酔でフルデジタル電子内視鏡を行います:上部消化管内視鏡(胃カメラ)、下部消化管内視鏡(大腸ファイバー)ともに原則的に全身麻酔(静脈麻酔)下に眠っている間に検査をします。 患者様は苦痛が無くとても楽、検査医も集中して精査ができるメリットがあります。 検査中は簡単に指先で酸素濃度をモニターしており安全です。 |
胃カメラは一般的に名前が通っておりますが、胃カメラ自体は30年前の器械(先端に小さなカメラがあり、モニターもなく、闇雲にシャッターを押して、後でカメラの中に入っているフィルムを現像して見るもの)です。 過去の遺物であり、私も実物を見たことがありません。 現在は電子内視鏡といいます。 食道、胃、十二指腸を観察するのは上部消化管電子内視鏡、大腸を観察するのを下部消化管電子内視鏡といいます。 当院では、レーザー光源搭載の先進の内視鏡システム(LASEREOシステム)があります。 白色光用とBLI用の2つの波長のレーザーを搭載し ています。 白色光観察、BLI(Blue LASER Imaging)観察、LCI(Linked Color Imaging)観察、FICE(Flexible spectra Imaging Color Enhancement)観察と 4方法の観察が可能です。 上部消化管電子内視鏡(口から挿入する普通の内視鏡:FUJIFILM EG-L600ZW) 下部消化管電子内視鏡1本(FUJIFILM EC-L600ZP )があります。 下部消化管内視鏡も原則的に全身麻酔下に患者様が眠っている間に検査を施行いたします。(%SPO2、脈を測定しながら、場合によっては酸素吸入をしながら検査をいたします) 鎮静薬で患者様が眠りながらできる内視鏡にはメリットがあります。 @患者様は辛くない(検査終了後、患者様が目が覚めたときに「いつから検査をしますか?」と、ほとんどの方が同じ質問をされます。 検査が辛いと血圧も上昇しますので、場合によっては危険な事もありますが、眠っていればそれも心配ありません。 A検査医も楽(患者様が辛くて苦しんでいる姿を見ないで済むので、ドクターが冷静に検査に集中できる)。 *参考サイト 富士フィルム こちらから *内視鏡で見つけるおなかの健康 こちらから |