横隔膜は胸と腹部との間にある丈夫な筋肉の膜ですが、食道が通るために孔があいており、これを食道裂孔といいます。この横隔膜の部分をこえて、胃が食道側に入り込む状態を食道裂孔ヘルニアといいます。加齢による横隔膜筋力の低下や、肥満などにより腹圧が上昇することなどによりおこります。背中とかかとを壁に付けて立っても、後頭部が壁につかない。背中が丸い方はご用心。食道裂孔ヘルニアかもしれません。背中が丸くなって、若い時に比べて身長が2cm以上低下している方は骨粗鬆症により背骨の一部が骨折していることも考えられます。食道裂孔ヘルニアは骨粗鬆症の有る方には起こりやすくなっています。食道裂孔ヘルニアがあっても無症状だったら心配はいりません。もし、気になる症状があったら、早めに医師を受診し、適切な治療を受けましょう。自分で出来ることとして、腹式呼吸をして横隔膜筋力を鍛えることが大事です。 |
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▲GERD GradeB
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▲GERD GradeN
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