インターフェロン(IFN)は、C型慢性肝炎から肝硬変、肝細胞癌へと至る流れを断ち切る唯一の治療法でした。 高ウィルス量、ゲノタイ プ1b型などIFNが効きにくい症例が治療上問題になります。 たとえIFN療法でウィルスが排除されなくても、トランスアミナ−ゼ値 が正常化されれば肝発癌を抑制できることが明らかになりました。 治療効果が高く副作用の少ない新たなIFN製剤(ペガシス、レベトール併用ペグイントロン:週1回投与)も登場しました。 しかし、現在は経口薬を服用するだけで、インターフェロンを使わなくても、高い治療効果が期待できる治療方法(「ダクルインザ・スン ベプラ」、「ソバルディ」、「ハーボニー」、「ヴィキラックスR配合錠」など)が主流になっております。 |