『胃が痛い』と外来に来院する患者さんの中に確定診断が急性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、機能性胃腸症(FD)食中毒、慢性胃炎、急性虫垂炎、胃アニサキス症、クローン病、胆石、便秘、膵炎、狭心症など様々な病気の方がいらっしゃいます。 機能性胃腸症(FD):胃が痛い、胃がもたれる、胃が重い、などの上腹部を中心とする症状は英語ではディスペプシア(dyspepsia)と呼ばれています。 このようなディスペプシア症状で医療機関を受診する患者様のうち、内視鏡検査や腹部超音波検査などで器質的疾患が発見されるのは、約半数と考えられています。 すなわち、残りの半数は明らかな器質的疾患が認められないのに症状を訴えているのです。 これらの愁訴は胃などの上腹部臓器の機能異常がその原因となっているのではないか、との考えから提唱された疾患群がいわゆる機能性ディスペプシアであり、最近では機能性胃腸症と呼ばれることも多くなりました。 |
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▲急性胃粘膜病変(AGML)
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▲胃潰瘍
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▲胃アニサキス
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