私達には「眼」、耳の中の「三半規管・耳石器」、両手足の筋肉や関節などの「深部知覚器」という3つのアンテナがあって自分の体が傾いている、止まっている、動いているなどのバランス感覚の情報をキャッチします。 そしてこの情報を脳でコントロールして、眼、内耳、筋肉や胃に働いて、体のバランスを保っています。めまいはこのバランス系のどこかのトラブルで起こります。 グルグル回る回転性のめまい(Vertigo)、フラフラする浮動性のめ まい(dizziness)、さらに眼の前が暗くなる失神性のめまい(syncope)という3つのタイプがありま す。 回転性のめまい:脳幹あるいは小脳の梗塞や出血。 良性発作性頭位めまい症(BPPV)や 前庭神経炎、メニエール病。 浮動性のめまい:最も頻度が高いのは筋緊張型頭痛です。最近、高齢者で小さな梗塞ある いは脳梗塞の後遺症があってフラフラするという例が増えています。(麻痺が起こらないような小さな梗塞によるめま い) 失神性のめまい:起立性低血圧(降圧薬によるものや糖尿病性末梢神経障害によるもの)、変性疾患 (Shy-Drager症候群) メニエール氏病、良性発作性頭位めまい症、突発性難聴、脳腫瘍、脳循環障害、椎骨脳底動脈循環障害、筋緊張性頭痛、高血圧、低血圧、高脂血症、不整脈、自律神経失調症 |
日本めまい平衡医学会 https://www.memai.jp/ |
めまいナビ https://www.memai-navi.com/chishiki/kankei01.htm |